デュビアを飼育するときに、隠れ家として卵パックや鉢底ネットを丸めたものを使うことが多いと思います。
卵パックの方がよいという人もいたり、鉢底ネットの方がよいという人もいたり、またまたどちらでもよいという人もいます。
私は卵パックと鉢底ネットのどちらも使ってデュビアを飼育しているので、その経験からどちらがおすすめか解説していきたいと思います。
卵パックを使った飼育
まずは、卵パックを使った飼育環境を紹介します。
大き目の衣装ケースに卵パックを敷き詰めて、空いたスペースに水場を置き、エサ皿は卵パックの上に置いています。
※衣装ケースの大きさは 縦40cm×横70cm×高さ30cm です。
餌はラビットフード中心で、床材としても使っています。
飼育している個体数は2000~3000匹くらいです。
鉢底ネットを使った飼育
次に鉢底ネットを使った飼育の環境です。
卵パックの環境と同じ衣装ケースに鉢底ネットを丸めたものを敷き詰め、水飲み場とエサ皿を配置しています。
餌は卵パックのケースと同じでラビットフード中心です。
個体数は2000~3000匹くらいだけど、卵パックのケースの方が少し多いかもしれません。
【比較1】飼育できる個体数
まず、飼育できる個体数ですが、これは卵パックの方が多いように思います。
同じサイズの衣装ケースに卵パックと鉢底ネットを敷き詰めると、卵パックの方が表面積が広くなるので、デュビアをたくさん飼育することができると思います。
デュビアは過密飼育が基本になってくるので、その点では卵パックの方がおすすめです。
【比較2】メンテナンス性
メンテナンスがしやすいのは鉢底ネットです。
卵パックは汚れたり破れたりすると交換しなければならないのですが、鉢底ネットなら洗って再利用できます。
また、卵パックは窪みの奥の方に張り付いているデュビアを落とすのが面倒です。特に小さい子供のデュビアはなかなか離れなかったりするし、無理矢理力ずくでやると潰してしまうこともあります。
そして、卵パックは糞が付着するので、それを落とす作業も必要ですが、鉢底ネットは隙間から糞が下に落ちるので、その点も楽です。
【比較3】死亡率
デュビアは蒸れに弱く、あまりに湿度が高いと死因にもなります。
卵パックは紙なので水分を吸収し、蒸れやすくなってしまうのと、平置きにすると水分の蒸発を阻害するので、さらに蒸れやすくなります。
鉢底ネットの場合は、卵パックのように蒸れることはありません。
飼育していて感じた印象だと、卵パックの方がデュビアが死んでいることが多いように思います。
特に水場の周りで死んでいることを見たことがあります。
デュビアの飼育では蒸れ対策はかなり重要です。
どっちがおすすめ?
私の経験では、鉢底ネットの方がメンテナンスもしやすく死亡率も低い印象があるので、おすすめです。
でも、結局は飼育環境などもの左右されるので、あくまでも私個人の経験ベースの話です。
なので、結局のところ好みの問題でもあったりします。
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